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生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

アドレス日本一周 west[93]

投稿日:2013年3月2日

おー、地球が生きてる

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 桜島と大隅半島が陸続きになった桜島口からは国道224号で桜島港へ。「桜島一周」の後半戦といったところで、桜島の南半分をまわる。
 有村溶岩展望所でアドレスを止め、噴煙を上げる桜島の南岳を間近に眺めた。ここは南岳に一番近い展望台だ。
「おー、地球が生きてる!」
 と、そんな言葉が口をついて出る。
 大正大噴火や昭和大噴火でできた広大な溶岩原内の遊歩道を歩くと、桜島の持っている膨大なエネルギーを肌で感じる。すさまじいばかりのエネルギーだ。
 有村溶岩展望所の次は古里温泉。ここでは「古里観光ホテル」(入浴料1050円)の湯に入った。大浴場と露天風呂。龍神観音をまつる海辺の露天風呂は混浴なのだが、「南無観世音大菩薩」と墨書きされた白い浴衣を着用して湯に入ることになっている。白装束を身につけた女性の入浴姿がなまめかしい。ついつい目がいってしまう。
 露天風呂の湯につかりながら鹿児島湾を眺める。海と自分の体が一体になったかのような錯覚におちいる露天風呂。古里温泉は「桜島一周」には欠かせない。
 最後に大正大噴火で埋まった烏島の埋没地を見る。烏島は周囲500メートルほどの小島だったが、それが埋まってしまうほどの大正大噴火。桜島の持つ膨大なエネルギーをここでも見せつけられた。
 18時、桜島港に戻ってきた。5時間をかけての「桜島一周」は52キロになった。
 桜島フェリーで鹿児島港へ。船上から明かりの灯りはじめた鹿児島の市街地を眺める。
 鹿児島港に到着。鹿児島駅まで行き、駅前食堂「ふじ屋」で夕食。「ラーメン定食」(700円)を食べた。さー、いよいよ「奄美・沖縄編」の開始だ。

第17日目:鹿児島
2008年10月17日
走行距離:87キロ(合計4,670キロ)
費用:
フェリーとしま 16,620円
みょうばん温泉 360円
さつま揚げ 380円
ガソリン 622円
桜島フェリー 350円
桜島マグマ温泉 300円
昼食 1,350円
桜島白浜温泉 300円
古里温泉 1,050円
桜島フェリー 350円
夕食 700円
合計 22,382円
総計 215,074円


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桜島口から見る大隅半島
有村溶岩展望所に到着


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有村展望台から見る南岳
古里温泉「ふるさと観光ホテル」


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「ふるさと観光ホテル」の内風呂
「ふるさと観光ホテル」の露天風呂


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「ふるさと観光ホテル」の龍神観音
夕日に染まる鹿児島湾


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夕日が薩摩半島に落ちていく
烏島の埋没地


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桜島港に到着
鹿児島の町明かり


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鹿児島港に上陸
鹿児島駅前「ふじ屋」の「ラーメン定食」


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